キャベツが誇る代表的な栄養成分といえば、別名キャベジンとも呼ばれるビタミンU (キャベジン) だ。胃粘膜の保護や修復を促し、胃酸過多による不快感を和らげる働きが期待できる。胃腸のバリア機能が低下しやすい犬にとって、適量であれば胃の健康維持を後押しする食材となり得る。
さらに、便通を促す食物繊維 (Dietary Fiber) も豊富に含まれている。だが、犬の臨床栄養学 (Veterinary Canine Clinical Nutrition) の見解では、肉食寄りの消化器官を持つ犬は植物性の細胞壁(セルロース)をすりつぶして消化・分解する能力に乏しい。過剰な不溶性食物繊維は消化不良を招き、腸内で異常発酵を起こして激しいガスや軟便の原因になるため、細かく刻んで加熱処理を施す工夫が欠かせない。