玉川氏を語る上で欠かせないのが、かつて同番組の名物コーナーとして定着した「そもそも総研」の存在だ。複雑に絡み合う社会問題に対し、「そもそも、なぜこうなったのか?」という根本的な疑問から解きほぐすスタイルは、視聴者に強い知的刺激を与え続けた。
専門用語を並べ立てる有識者の解説に対し、視聴者目線の素朴な疑問を執拗にぶつける。その愚直なまでの取材姿勢は、彼がディレクターとして現場を歩き回った泥臭い経験に裏打ちされている。表面的なニュースのダイジェストでは満足しない層を引きつける理由は、この徹底した調査報道のDNAにある。