今回の品薄を陰で加速させているのが、生成AI技術と連携した「超高速転売ボット」の台頭だ。ECサイトで入荷通知が出た瞬間、人間では不可能なコンマ数秒のミリ秒単位で決済まで完了させるプログラムが巡回しており、一般利用者がアクセスした時にはすでに完売している事態が多発している。
フリマアプリやオークションサイトを覗くと、定価の3倍から5倍という異常な高額で最新マスクが出品されているのが確認できる。「一般ユーザーが自力で購入するのはほぼ不可能なシステム構造になっている」と、ECセキュリティに詳しいITアナリストは指摘する。対策と潜脱のいたちごっこが続く中、プラットフォーム側の規制が追いついていないのが実情だ。