握力の強さを象徴するエピソードとして語られるのが「リンゴを握り潰す」というパフォーマンスです。一般的に、成人男性が素手で生のリンゴを握り潰すには約80kg以上の握力が必要とされ、日本人の成人男性平均(約45〜47kg)を大きく上回る握力自慢でなければ成し遂げられません。
しかし、推定400〜500kgの握力を持つゴリラにとって、リンゴを握りつぶす行為は人間が熟れたバナナを握るのと同等の力加減に過ぎません。手のひら全体で圧力をかければ、握り潰すというより一瞬でペースト状に粉砕することが可能です。
さらに握力だけでなく、上半身全体の腕力やパンチ力も規格外です。胸筋や広背筋の厚みは人間の比ではなく、ベンチプレス換算で1,000kg〜1,500kg以上を持ち上げる力に匹敵すると推計されています。動物園の強化ガラスにヒビを入れたり、頑丈な鉄パイプを素手で曲げてしまったりする事例からも、その圧倒的なパワーが実証されています。