『笑点』の大喜利コーナーで40年以上にわたり「罵倒合戦」を繰り広げ、国民を楽しませた盟友・六代目三遊亭円楽さん(当時は楽太郎)との絆は、芸能界屈指の信頼関係で結ばれていました。
番組内では「ハゲ」「ミイラ」「死に損ない」と過激なブラックジョークを浴びせ合っていましたが、私生活では誰よりも歌丸師匠の健康を気遣い、兄事していたのが円楽さんでした。2018年7月2日の訃報を受け、円楽さんが涙ながらに絞り出した追悼コメントは日本中の涙を誘いました。
「じじい、早すぎるんだよ!……最後に残された言葉が『芸協(落語芸術協会)を頼む』でした。落語界のために命を削った師匠でした」
2018年7月11日に横浜市の妙蓮寺で営まれた告別式、そして落語芸術協会主催の「お別れの会」には、多くの落語関係者、弟子である桂歌助さんや桂歌春さん、そして数千人規模の一般ファンが参列。棺には愛用の扇子や手ぬぐい、そして台本が納められ、惜しまれつつ旅立ちました。