プライベートの合コンであれば個人のキャラクターとして処理される仕草も、業務の場では深刻な「ぶりっ子職場トラブル」を引き起こします。都内のIT企業で人事労務を担当する専門家は、「2024年以降、ハラスメント相談窓口に『特定社員の過度なぶりっ子による業務不均等』を訴える告発が急増している」と明かします。
具体例として多いのは、男性上司の前でだけ涙目になり、ミスを指摘された際に「私のせいでごめんなさい……」と感情に訴えかけるケースです。上司がそれ以上追及できず、結果として同僚が残業してトラブル処理を引き受けることになり、チーム全体の士気が崩壊します。ぶりっ子ネットの反応をX(旧Twitter)や各種掲示板で定点観測しても、「仕事の現場に異性への媚びを持ち込むな」「贔屓を生み出す元凶」といった厳しい糾弾が目立ちます。
一方で、エンターテインメント業界における「ぶりっ子芸能人まとめ」の文脈では、受容のされ方に劇的な変化が起きています。かつてはバッシングの対象だった著名人が、自身の計算やプロフェッショナリズムを隠さず開示することで、「プロのあざとさ」「ストイックな自己研鑽」としてカリスマ化する現象が定着しました。ここでも明暗を分けているのは、「実力に裏打ちされた演出か否か」という現実的な評価基準です。