1980年の第1作からリメイク版に至るまで、歴代の『13日の金曜日』シリーズにおいて、マスクのデザインや状態も物語の展開とともに細かく変化しています。
『PART3』で初登場したマスクは比較的クリーンな白でしたが、同作のラストで斧を頭部に叩き込まれたため、額の右上に「特徴的な深い亀裂」が刻まれます。この斧の傷跡は、続く第4作『完結編』以降の作品でも一貫して引き継がれる重要なアイコンとなりました。
さらにシリーズが進むにつれて、マスクは銃撃やスクリューによる破損、水流による劣化を経てボロボロになっていきます。2001年の『ジェイソンX』では近未来の宇宙を舞台にナノテクノロジーで肉体ごと再生され、銀色に輝く「ウバージェイソン」のメタルマスクへと劇的な変貌を遂げました。
2003年のクロスオーバー大作『フレディVSジェイソン』や、2009年のリブート版映画でも、クラシックなホッケーマスクの意匠は忠実に守られ、作品ごとにストラップの形状やウェザリング(汚し塗装)の質感が細部までこだわり抜かれています。