放送から年月が経った現在、メインキャスト陣は名実ともに日本のエンターテインメント界を牽引するトップ俳優へと確固たる地位を築いています。当時の制作陣が「奇跡のキャスティング」と自負した俳優たちの歩みは、作品の評価をさらに高める要因となっています。
主演の鎌田倫子役を演じた吉高由里子は、NHK大河ドラマ『光る君へ』で主人公・紫式部(まひろ)役を熱演し、日本を代表する本格派女優としての評価を不動のものにしました。コメディエンヌとしての軽妙さとシリアスな心情表現を併せ持つ唯一無二の存在感は、『タラレバ娘』で培われたキャラクター造形が大きな礎となっています。
金髪のモデル・KEY役で強烈なインパクトを残した坂口健太郎は、その後も数々の映画・ドラマで主演を重ね、近年では韓国をはじめとするアジア圏の大型国際プロジェクトにも主要キャストとして参画。冷徹さと脆さを同居させた当時のKEY像は、彼の演技キャリアにおける重要なターニングポイントとして今も語り継がれています。
さらに、早坂さん役で「理想の上司・夫」像を確立した鈴木亮平は、徹底した役作りと圧巻の演技力で国内外の映画賞を席巻。香役の榮倉奈々は家庭と両立しながらアパレルブランドのプロデュースなど多角的な活躍を見せ、小雪役の大島優子も舞台や映像作品で重厚なバイプレイヤーとして確固たる信頼を獲得しています。キャスト陣のその後の目覚ましい躍進こそが、本作の再放送や配信プラットフォームでの視聴数を押し上げ続けている原動力です。