不動産経済研究所の最新データが示す通り、2026年の住宅市場は明暗が明確に分かれた。資材高騰と人手不足の影響で新築一戸建てやタワマンの坪単価が過去最高を更新し続ける中、現実的な住宅取得を目指す世代の関心は「中古の掘り出し物」へと完全にシフトしている。
特に需要が集中しているのが、高度経済成長期に大量建設された木造住宅群だ。敷地面積が比較的広く、隣家との間にゆとりのある区画が多いことも人気を後押しする。買主は若いファミリー層にとどまらない。リモートワークと出社を組み合わせた働き方が定着した30代のクリエイターや、都心から適度な距離で静かな生活を求める子育て世代が、相次いで物件の争奪戦に参戦している。