ナフサを一言で表現するなら、「あらゆるプラスチック製品の生みの親」です。見た目はほぼ無色透明で、ガソリンのような強い揮発性と独特の油の匂いを持っています。
油田から掘り出された真っ黒な原油は、そのままでは燃料や材料として使えません。この原油を精製して取り出す成分の一つがナフサです。日本国内で生産されるプラスチックや合成ゴム、合成洗剤、塗料、医薬品の原料容器など、身の回りにある石油化学製品の約9割以上がナフサを出発点としています。まさに現代の生活空間そのものを形作っている「目に見えない主役」といえます。