これほどまでに破天荒な父親が存在する一方で、家庭が崩壊せずに強固な絆を保ち続けた最大の理由は、母親の圧倒的な包容力と精神的な強さにあります。大と拓は、幾度となく母親に対する深い感謝と敬意をメディアで口にしています。
母親は熊本の豊かな大地を象徴するかのような肝っ玉母さんであり、夫の突拍子もない行動や金銭的なトラブルに直面しても、決して取り乱すことなく現実を受け止め、3人の息子たちを真っ直ぐに育て上げました。父親がどれだけ奔放に振る舞っても、子供たちの前で夫の悪口を執拗に叩き込むようなことはせず、どこか諦念とユーモアを交えながら家庭の平穏を保ち続けたといいます。
そんな母親が注いだ無償の愛情を裏付けるように、ダイタクの2人は現在でも実家思いとして知られています。東京で芸人として足場を固めた後も、熊本の実家へ定期的に仕送りを続けたり、帰省の折には母を労う時間を最優先に確保しています。破天荒な父と聖母のような母という極端なコントラストこそが、ダイタクの持つ「毒気がありながらも後味の良い笑い」の情操的基盤となっています。
なお、父親の現在について心配するファンの声もありますが、2026年現在も地元・熊本で健在です。年齢を重ねて往年の無茶なエネルギーは適度に丸みを帯びたものの、息子たちの漫才をテレビで見届けては豪快に笑い飛ばすなど、独特の飄々とした存在感は健在であり、良好な親子関係が続いています。