どれほど美しく生態系に良くても、管理に追われるのでは現代のライフスタイルに合わない。その点、シモツケのメンテナンス性は驚異的だ。病害虫の被害は極めて稀で、農薬に頼る必要はほとんどない。
剪定のルールもシンプル極まりない。花が終わった初夏に軽く花殻を摘み取るだけで、秋口に再び返り咲く。そして落葉期の冬、株元近くまでバッサリと切り戻す「強剪定」を行えば、春には勢いよく美しい新梢が吹き出してくる。どこを切っても芽吹くため、剪定位置に頭を悩ませる必要がない。「植物を枯らす天才」を自称する初心者であっても、失敗するほうが難しいと言われる所以だ。