来訪者の多くがカメラに収め、ネットの反応でも熱狂的な支持を集めるのが屋上庭園と朝食の実力です。その細部を観察すると、徹底したこだわりが随所に見受けられます。
最上階のテラスに設けられた屋上庭園は、季節ごとに表情を変える植栽、緻密に配置された景石、そして夜間には計算された間接照明によって陰影が浮かび上がる仕様となっています。周囲のビル群のスカイラインを借景にしつつも、中央の緑が心地よいプライベート感を創出しており、夜景を眺めながら静かに物思いに耽る宿泊者の姿が日常的に見られます。都会の真ん中で外気に触れ、風の音を感じられるスペースは、都心の宿泊施設において希少価値の高い資産です。
そして、滞在のハイライトとして語られるのが「割烹 楓(かえで)」の朝食です。席に着くと運ばれてくるのは、職人の技が光る小鉢が美しく並んだ特製重箱。焼き魚や季節の炊き合わせなど、素材の味を活かした滋味深い味わいが身体を目覚めさせます。中でもハイライトとなるのが「鯛茶漬け」です。胡麻だれのコクと新鮮な真鯛の弾力、そこに注がれる香り高い特製出汁が織りなす調和は、高級割烹の昼会席にも匹敵する完成度を誇ります。ビュッフェの混雑や取りに行く手間から解放され、落ち着いた空間でサーブされる食事を味わう時間は、宿泊客のアンケートでも「朝食のためにリピートしたい」と評される最大の要因です。