Q1:「行かれる」を目上の人に使うのは失礼にあたりますか?
A1:失礼ではありません。「行かれる」は動詞「行く」に尊敬の助動詞「れる」が付いた正当な尊敬語です。ただし、「いらっしゃる」「おいでになる」と比較すると敬意の度合いが低いため、重要な取引先や役員に対しては「いらっしゃる」「おいでになる」を使用するのが無難です。
Q2:「どちらへ参られますか?」と上司に聞くのは間違いですか?
A2:明確な誤用です。「参る」は謙譲語(丁重語)であり、自分の動作をへりくだる言葉です。目上である上司の行動に使うと失礼にあたります。「どちらへいらっしゃいますか?」または「どちらへ行かれますか?」と言い換えてください。
Q3:「いらっしゃる」と「来る」の尊敬語はどう見分ければいいですか?
A3:「いらっしゃる」は「行く」「来る」「居る」の3つの意味を持つため、文脈や助詞で見分けます。「東京へいらっしゃる(行く)」「こちらへいらっしゃる(来る)」「オフィスにいらっしゃる(居る)」のように、直前の助詞(へ・に・から)や文脈によって意味が確定します。
Q4:メールで「行かれましたでしょうか」と書くのは問題ありませんか?
A4:文法的には成立していますが、「行かれましたでしょうか」は「行かれる(尊敬)」+「ました(丁寧)」+「でしょうか(丁寧+推量)」と助動詞が重なり、やや冗長な印象を与えます。ビジネスメールでは「いらっしゃいましたでしょうか」またはシンプルに「行かれましたか」とする方がスマートです。