病院移転後、地元住民や関係者の間で大きな関心を集め続けたのが、大阪市東成区中道1丁目に残された大阪成人病センター跡地の活用です。敷地面積約2.8ヘクタールに及ぶ広大な土地は、解体工事を経て更地となった後、大阪市と大阪府が主導する「大阪城東部地区まちづくり基本方針」の最重要コア拠点として位置づけられました。
大阪成人病センター跡地の活用最新情報を追うと、このエリアは単なる商業地化にとどまらず、学術と健康医療が融合したイノベーション拠点へと変貌を遂げています。隣接するUR森之宮団地や旧大阪市交通局森之宮車両工場用地と一体的に開発が進み、大阪公立大学の「森之宮キャンパス」開設に伴う知の集積地として機能連携を開始しました。
JR環状線およびOsaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線が交差する「森ノ宮駅」周辺は、かつての医療拠点から、若者と研究者が集う国際的なスマートシティゾーンへと完全に街のキャラクターを刷新しています。かつて病棟が建ち並んでいた場所を歩くと、昭和の医療遺産が最新の都市再生プロジェクトへと受け継がれたダイナミズムを実感させられます。