服部氏の闘病生活と並行するようにして放送されたのが、日本のテレビ史に刻まれる伝説の恋愛ドラマ『男女7人夏物語』だった。この作品で大竹と共演したのが、吉本興業のエースとして圧倒的な人気を集めていた明石家さんまである。ドラマ内でのコミカルかつリアルな掛け合いは日本中を熱狂させ、最高視聴率30%超を記録する空前のブームを巻き起こした。
撮影現場において、さんまの存在は大竹にとって大きな救いとなったという。重い病と闘う夫を抱え、精神的に追い詰められていた彼女に対し、さんまは持ち前の明るさで笑顔をもたらした。共演者という枠を超えた二人の間には、言葉を超えた強い絆が芽生え始めていたのである。