花束のかわりにメロディーをのコード進行とカポ位置|初心者が即弾ける秘訣

花束のかわりにメロディーをのコード進行とカポ位置|初心者が即弾ける秘訣

花束のかわりにメロディーをのコード進行とカポ位置|初心者が即弾ける秘訣に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

音楽プロデューサーや作編曲家の証言でもしばしば指摘される通り、この楽曲が聴き手の涙腺を刺激し続ける最大の要因は、「ベースラインの滑らかな順次下降」と「ブラックミュージックのテンション感」が緻密に融合されたコード進行にあります。

Aメロ(「どうやって伝えようか」)の骨格をキーG(Capo 4)で分析すると、次のような流れを描きます。

【Aメロ】:| G | D/F# | Em7 | Dm7 G7 | C | G/B | Am7 | Dsus4 D |

ここで極めて重要なのが、2小節目と6小節目に配置されている「分数コード(オンコード)」です。コードが「G」から「Em7」へと移行する過程で、ベース音が「ソ(G)→ファ♯(F#)→ミ(E)」と階段を一歩ずつ降りるように設計されています。もし初心者が面倒だからと「D/F#」を単なる「D」で弾いてしまうと、この切なく胸に迫る哀愁のラインが途切れ、曲の情緒が半減してしまいます。左手親指で6弦2フレットを上から軽く押さえるだけで「D/F#」は容易に成立するため、ここだけは省略せずに鳴らすのがプロ品質に仕上げる鉄則です。

続くサビ(「花束のかわりにメロディーを 抱きしめるかわりにこの声を」)では、J-POPの王道であるサブドミナント(IV)始まりが展開されます。

【サビ】:| Cadd9 | D | Bm7 | Em7 | Am7 | B7 | Em7 Dm7 G7 | C | D | G |

いわゆる「4-5-3-6進行」をベースにしながら、随所に7th(セブンス)やadd9(アドナインス)のテンションが散りばめられており、清水翔太特有のR&Bフレイバーが香る設計になっています。後半に現れる「B7」はセカンダリードミナントとして機能し、次の「Em7」へ向かって聴き手の感情を一気に昂らせる起爆剤となっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。