大舞台における歴代覇者の顔ぶれを振り返ると、浜名湖の水面を攻略するためのもう一つの重要ファクターが浮かび上がります。それは「静岡支部を中心とした地元レーサーの優位性」です。
毎年ハイレベルな熱戦が繰り広げられる「つつじ賞王座決定戦」などの浜名湖競艇歴代優勝者とG1日程に名を連ねるのは、この広大な汽水を手の内に入れた強豪たちです。菊地孝平選手や坪井康晴選手、深谷知博選手といったトップレーサーたちは、広大な1マークでどの位置から握れば艇が返ってくるかを身体感覚として知り尽くしています。
遠征勢のトップ選手であっても、節間の初日や2日目は水面の硬さや風の息にアジャストできず、ターンで艇をバタつかせる場面が散見されます。ビッグレースや日々の一般戦を問わず、気象条件が急変したレースほど「浜名湖の経験値が高い地元A級選手」を軸に据えるのが、手堅く的中を引き寄せる王道戦略です。