Q1:キーマカレーを限界まで煮詰めたらドライカレーになりますか?
A1:広義の意味では「ドライカレー(汁気のないカレー)」の一種と呼ぶことができます。日本の洋食史における「三島丸発祥の挽肉ペースト型ドライカレー」は、実質的に水分の少ないキーマカレーと同義です。ただし、インド料理の文脈においては、どれほど煮詰めてもあくまで「キーマ(挽肉料理)」であり、ドライカレーと呼ばれることはありません。
Q2:カレーチャーハンとドライカレーに違いはあるのですか?
A2:調理技法上は極めて近い兄弟料理ですが、調味料のベースに違いがあります。一般に中華風のガラスープや醤油・ごま油で下味をつけたものを「カレーチャーハン」、バターや洋風コンソメをベースにカレー粉で炒め上げたものを「ドライカレー」と呼び分けます。
Q3:なぜ喫茶店ではキーマカレーではなくドライカレーが普及したのですか?
A3:昭和中期の喫茶店は厨房設備が限られており、長時間の煮込み料理を常備するコストやロスを避ける必要がありました。冷やご飯とカレー粉を使い、注文を受けてから数分で炒めて提供できる「炒めご飯型ドライカレー」は、オペレーション効率の面で極めて合理的だったという産業的背景があります。