にゃんこ大戦争の戦闘システムにおいて、勝利を左右する最も重要な要素は「射程」と「前線の維持力」に集約されます。どんなに高い攻撃力を誇るアタッカーであっても、敵の進撃を食い止める防壁が崩壊すれば一瞬で撃破されてしまう構造だからです。このゲームデザインの本質において、ゴムネコが「最強の盾」と絶賛される決定的な理由は、生産効率と耐久性能の比率(コストパフォーマンス)が極めて異常な水準で完成されている点にあります。
まず注目すべきは、ゴムネコのステータスにおける体力の高さです。第2形態の段階でも同コスト帯のユニットを大きく引き離す耐久力を誇り、第3形態である「ネコ消しゴム」へ進化すると、その耐久値は飛躍的に跳ね上がります。高火力のボス敵に対しては使い捨ての肉壁として機能し、中火力の取り巻きが押し寄せる混戦では複数回の攻撃を平然と受け止めてノックバックせずに耐え続けます。
さらに決定的なのが、2.00秒という限界値に近い再生産スピードと、わずか100〜150円(章やお宝の発動状況に応じる)という極小の出撃コストです。資金難に陥りやすいステージ序盤でも絶え間なく前線へ送り込むことができ、途切れることのない「物理的な壁」を形成できます。派手な範囲攻撃や特殊能力を持つ限定キャラがどれだけインフレしようとも、この「安価で高速に供給され続ける高耐久の塊」という基礎性能を代替できるキャラクターは存在しません。