保育園や幼稚園における敬老の日の製作活動では、子どもの発達段階に応じた適切なアプローチが欠かせません。保育所保育指針に基づく保育の指導案・ねらいを踏まえ、0歳児から5歳児までの具体的な実践例を検証します。
0歳児・1歳児:感触遊びから生まれる手形足形アート
敬老の日製作 0歳児・1歳児におけるねらいは、「保育者と一緒に新しい素材の感触を楽しみ、表現する心地よさを味わう」ことに置かれます。手指の随意運動がまだ未発達なこの時期は、絵の具や水性スタンプ台を用いた手形・足形が作品の主役となります。
小さな足形を2つ並べて「長寿の象徴である鶴と亀」に見立てたり、緑色の手形を葉っぱに見立てて「花束」を構成したりするアイデアが定番でありながら絶大な支持を集めています。スタンプインクは肌に優しい専用品を用い、手足を素早く拭き取れる環境を整えることが保育者の重要な配慮事項です。
2歳児・3歳児:自己主張と指先の発達を促す紙皿工作アイデア
敬老の日製作 2歳児・3歳児では、「自分の手で素材をちぎる・貼る・描く達成感を味わい、身近な大人へ親しみを持つ」ことがねらいに設定されます。スプーンやフォークを上手に扱えるようになり、指先の力加減が育ち始める時期です。
ここで重宝されるのが紙皿工作アイデアです。紙皿の中央をくり抜いてマスキングテープや丸シールを自由に貼り付け、周囲を彩る「紙皿リース風フォトフレーム」は、子ども一人ひとりの色彩感覚がダイレクトに反映されます。紙皿を半分に折って底面を丸く残せば、机の上でゆらゆら揺れる「スイングメッセージスタンド」にも早変わりし、受け取った側も飾って楽しむことができます。
4歳児・5歳児:構成力と感謝の心を形にする折り紙&手作りお守り
敬老の日製作 4歳児・5歳児になると、「相手の喜ぶ顔を想像しながら見通しを持って製作に取り組み、感謝の気持ちを言葉や形で表現する」という高度な協調性・内省が芽生えます。はさみの連続切りや、複雑な折り紙の工程をこなせるようになります。
年長クラスで圧倒的人気を誇るのが敬老の日手作りお守りです。フェルトや丈夫な和紙を縫い合わせたり折り畳んだりし、中に園児自身が書いた「ずっとげんきでいてね」という手紙や、園庭で拾ったどんぐり・松ぼっくりなどの秋の自然物を忍ばせます。また、立体的な花びらを重ね合わせる折り紙製作アイデアを取り入れた花束や、開くと立体的に飛び出す手作りメッセージカードなど、子どもの豊かな創意工夫を存分に引き出す構成が適しています。