サッカー日本代表のW杯における過去最高成績は、ベスト16(2002年日韓、2010年南アフリカ、2018年ロシア、2022年カタール)です。とりわけ2022年カタール大会では、優勝経験国のドイツとスペインをグループステージで相次いで撃破し、世界中に衝撃を与えました。
しかし、クロアチア戦でPK戦の末に敗れたように、悲願である「ベスト8の壁」は依然として強固です。現地取材やファンコミュニティの議論でも、「強豪相手に引いて守る戦術は通用したが、主導権を握るべき相手を崩し切るバリエーションが不足していた」という点が明確な課題として挙げられています。
アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同開催となる2026年北中米W杯では、出場枠が従来の32カ国から48カ国へ大幅拡大されます。グループリーグは4チーム×12組で構成され、上位2チームに加え各組3位の上位8チームが決勝トーナメントへ進出。これにより、優勝までに必要な試合数は従来の7試合から「8試合」へと増加し、トーナメント初戦として「ラウンド32(ベスト32)」が新設されます。
試合数増加に伴うコンディション管理や、広大な北中米大陸での移動・時差対策が勝敗を分ける極めてタフなレギュレーションとなるため、日本代表が歴史を塗り替えるためには、欧州トップリーグで主力として君臨するタレントたちの総合力と選手層の厚みが不可欠となります。