復権派の集会で出会ったダイナ・フリッツとグリシャの関係は、同志としての絆からやがて深まり、二人は婚姻を結びます。そして生まれた男児こそが、後にマーレの戦士長となるジーク・イェーガーでした。ダイナはジークの母親として愛情を注ぐ一方で、復権派の悲願である「マーレ打倒の潜入工作員」として幼い息子に過酷な英才教育を強いることになります。
しかし、重圧に耐えかねたジークの密告によって組織は一網打尽にされ、イェーガー夫妻は治安当局に拘束。楽園送りと呼ばれる拷問の果てに、パラディ島の境界壁へと連行されました。これが、ダイナ・フリッツが無垢の巨人へと巨人化させられた理由です。注射器によって脊髄液を注入される寸前、彼女はグリシャに向けて「どんな姿になっても、あなたを探しに行くわ」と涙ながらに告げ、自我を失った巨人へと姿を変えられました。