かつて、都心のビルで本物の暖炉を導入することは、排煙や防災の観点からほぼ不可能とされていた。しかし、その常識を覆したのが環境配慮型のバイオエタノール暖炉の普及だ。
煙や煤(すす)を出さず、有害物質も発生しないこの技術により、ビルの地下や高層階のバーでも本物の炎を演出することが可能になった。デザインの自由度も飛躍的に向上し、ガラスで囲まれたモダンな暖炉から、クラシックなレンガ造り風まで、店のコンセプトに合わせた多様なスタイルが登場している。エコでありながらエモーショナル。この両立が、今の東京の店舗設計におけるスタンダードになりつつある。