店内に入ると、どこか懐かしい昭和の歌謡曲が流れる。しかし、テーブルの上の料理は極めて現代的だ。盛り付けには、SNSでの「映え」を意識した立体的なレイアウトが採用されている。レトロな真鍮の器に盛られたモダンなカツのコントラストが、若者たちのスマートフォンのカメラを起動させる。
単に見た目が美しいだけではない。栄養バランスの可視化も進んでいる。メニュー表に記載されたQRコードを読み取ると、その日の食材の産地情報だけでなく、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)が瞬時にスマートフォンに表示される仕組みだ。エモさとデジタルヘルスの融合が、新しい客層を開拓している。