心理学者らは、このブームの背景に現代社会特有の「精神的二極化」があると指摘する。社会的な責任やプレッシャーから逃れたいという心理が働くことで、無意識のうちに思考が幼少期へと退行するケースがある一方で、幼い頃から膨大な情報に晒されてきたデジタルネイティブ世代は、実年齢よりも遥かに冷めた、達観した視点を持つ傾向がある。
「実年齢と精神年齢が一致している人の方が珍しい」と語るのは、都内のメンタルクリニックでカウンセラーを務める専門家だ。社会的な役割を演じ分ける現代人にとって、精神年齢の揺らぎは自己防衛反応の一種でもあるという。