髪をすくとなぜ広がる?パサつく真相と失敗を防ぐ毛量調整術

髪をすくとなぜ広がる?パサつく真相と失敗を防ぐ毛量調整術

髪をすくとなぜ広がる?パサつく真相と失敗を防ぐ毛量調整術に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

「髪をすいたのに余計に頭が大きく見える」「表面から短いアホ毛がピンピン飛び出してくる」という現象には、物理的かつ毛髪科学的な明確な理由が存在します。決して気のせいではなく、カットの構造上必然的に引き起こされるトラブルです。

最大の要因は、セニングによって作られた短い毛が引き起こす「下からの押し上げ(リフト効果)」にあります。すきバサミを入れると、毛束の中に長い毛と極端に短い毛が混在します。髪の毛は短くなればなるほど立ち上がりやすくなる性質があるため、内側に作られた大量の短い毛がバネのような役割を果たし、外側の長い毛を押し上げてしまうのです。特にくせ毛の人が髪をすくことで広がるケースでは、くせ本来のうねりに短い毛の反発力が加わり、爆発的なボリューム増につながります。

さらに、髪をすくことでアホ毛やパサパサが生じる原因は、光の反射と毛先の断面にあります。すきバサミで中間から削ぎ落とされた髪は、毛先が不揃いになり、キューティクルが整った面を作れなくなります。これにより光が乱反射してツヤが失われ、見た目がパサついて見えるだけでなく、毛先が軽くなりすぎたことで大気中の湿気を吸いやすくなり、うねりや浮き毛(アホ毛)が顕著になります。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。