Vシネの帝王歴代スターの真実!竹内力・哀川翔の現在と伝説を徹底解剖

Vシネの帝王歴代スターの真実!竹内力・哀川翔の現在と伝説を徹底解剖

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映画界の制作費縮小や表現規制が進む中、1990年代にビデオ専用映画として産声を上げたVシネマは、規制に縛られない過激な暴力描写、濃厚なエロティシズム、そして義理人情を描く独自のマーケットを築き上げました。その中心で「Vシネの帝王」と称された代表格といえば、哀川翔と竹内力の2大スターです。

哀川翔は、一世風靡セピアでの活動を経て黒沢清監督や三池崇史監督らのVシネマ作品に出演。『ネオチンピラ 鉄砲玉ぴゅ~』などを皮切りに、哀愁と狂気を孕んだ主人公を熱演し、主演作品数100本を超える金字塔を打ち立てました。現場で見せる驚異的な集中力と自然体の演技は、映画評論家からも「日本映画の屋台骨を支える本物の映画俳優」と絶賛されました。

一方、端正な二枚目俳優としてキャリアをスタートさせながら、肉体改造と独特の「顔芸」とも評される凄まじい威圧感を身につけて頂点へ上り詰めたのが竹内力です。特に代表作となった『難波金融伝 ミナミの帝王』シリーズの萬田銀次郎役は、全60作を超える大ヒットを記録。「ミナミの帝王=竹内力=Vシネの帝王」という図式をお茶の間へ完全に定着させました。

さらに、“顔面凶器”の異名を持ち、自ら監督や脚本・プロデュースまでこなす小沢仁志や、冷徹な知性派ヤクザを演じさせたら右に出る者がいない白竜など、独自の存在感を放つ強烈な個性派たちが脇を固め、Vシネ黄金期を盤石なものにしました。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。