日本の水道水は、法律によって極めて厳格な管理が義務付けられています。水道法第4条に基づき、厚生労働省(現在は国土交通省および環境省へ移管)が定める水道法の水質基準51項目すべてをクリアしなければ、一般家庭へ供給することはできません。
この基準には、大腸菌などの病原微生物、ヒ素や鉛などの重金属、発がん性が懸念されるトリハロメタンなどの化学物質、さらには水の濁りや臭いに至るまで、生涯にわたり毎日飲み続けても健康に影響が出ないレベルが設定されています。日本の水質基準の安全性は、世界保健機関(WHO)の飲料水水質ガイドラインや米国の基準と比較しても極めて厳密です。
日本の水道水と海外の比較を行うと、海外の多くの地域では「硬度が高すぎてお腹を壊しやすい」「病原菌汚染のリスクから飲用に適さない」というケースが目立ちます。一方、日本では日本の軟水と硬水の違いが示すようにミネラル分が適度に抑えられた軟水が主体であり、胃腸への負担が極めて少ない点も大きな強みです。