強靭な肉体と精神が求められる機動隊ですが、誰もが望んで配属されるわけではありません。機動隊への配属条件は、警察学校での成績、術科(柔道・剣道・逮捕術)の錬度、適性検査の結果が総合的に判断されます。警察学校を卒業後、交番勤務を経験した若手警察官の中から、体力・精神力ともに優れた者が選抜されるのが通例です。武道有段者や体育会出身者が多くを占めますが、近年は協調性や危機管理能力の高さも重視されます。
気になる給料面ですが、警察官には一般的な公務員よりも手厚い公安職俸給表が適用されます。さらに機動隊員には、出動や訓練に応じた各種特殊勤務手当(警備手当、潜水手当、夜間緊急出動手当など)が加算されるため、同年代の一般行政職公務員や民間企業勤務者と比較して高水準の年収に達します。
警視庁機動隊の階級ピラミッドは明快です。現場で盾を持つ隊員の多くは巡査や巡査長、彼らを束ねる分隊長が巡査部長、小隊長が警部補、そして中隊を指揮するのが警部、部隊トップの隊長には警視が就きます。階級が上がるほど法執行の判断責任と指揮能力が厳しく問われる構造です。