ネット上のQ&AサイトやSNSでは、オープン参加に関して根強い誤解が散見されます。最も多いのが「オープン参加で出した記録は参考記録であり、公式には残らないのではないか」という思い込みです。
この点について結論から述べると、オープン参加の記録公認は競技規定上、しっかりと認められています。世界陸連(WA)や日本陸上競技連盟(JAAF)の規則では、以下の要件を満たしていれば個人のマークした記録は正式な公認記録としてデータベースに登録されます。
- 日本陸連公認の競技場・コースで行われていること
- 日本陸連公認の審判員が配置され、写真判定装置等の正式計時が行われていること
- 追い風が秒速2.0m以内(短距離・跳躍種目)であること
- 競技者の登録状況が連盟の規程に合致していること
つまり、大会内の表彰式でメダルをもらえないだけであり、公式記録の有効性という観点では正規の優勝者と全く同じ効力を持ちます。この記録を使って次なる国際大会や全国大会への参加標準記録をクリアすることは、ルール上100%正当な手続きです。
もう一つの誤解は、「オープン参加の賞金や賞状が後から送られてくることがある」という噂です。マラソン大会などで市民ランナーが上位に入った場合とは異なり、あらかじめオープン枠でエントリーした選手に対して賞金や副賞、公式の賞状が交付されることは原則としてありません。大会主催者から手渡されるのは、順位欄が空欄になった「公認記録証」のみです。