「計画性がない」という悩みを解消し、仕事や生活の生産性を劇的に高めるにはどうすればいいのか。最新の認知科学に基づいた実践的テクニックを徹底解説する。
現在、行動心理学業界で最も注目を集めているのが、「精神力(意志力)」に頼らない環境と行動設計の手法だ。根性で計画を守ろうとするアプローチは、脳科学的に見てほぼ失敗する。成功の鍵は、実行に必要な心理的ハードルを極限まで下げることにある。
従来の重厚なタイムマネジメントを捨て、タスクを「最初の5分間だけ行う極小の行動」に分解する「マイクロステップ法」が極めて有効だ。たとえば「レポートを書く」ではなく、「PCを開いてファイル名をつける」ことだけを目標にする。一度動き出せば脳の作業興奮が働き、自然と次のアクションへと意欲が湧いてくる。