AQUOS以前の昭和後期から平成初期にかけても、シャープは常にポップカルチャーの最前線に立つ女性タレントを起用し、若者文化やライフスタイルを牽引してきました。
1980年代のパソコン黎明期、パソコンテレビ「X1」の顔として絶大なインパクトを残したのが薬師丸ひろ子です。当時トップアイドルとして社会現象を巻き起こしていた彼女の起用は、無骨だったデジタル機器に親しみやすいイメージを与えました。また、オーディオやラジカセ、電子レンジなどの生活家電では、バイリンガルアイドルの早見優が健康的な明るさで茶の間を魅了。「シャープの早見優」として幅広い世代に認知されました。
さらに1990年代に入ると、大ヒット商品となった液晶ハンディカム「液晶ビューカム」のCMに実力派女優の深津絵里が登場。「画面を見ながら撮れる」という革新性をナチュラルな演技で伝え、家族や旅行の必需品としての地位を確立させました。彼女たちの起用は、単なる機能説明にとどまらず「新しい生活様式」を提案するシャープのブランディング力の高さを証明しています。