タヌキとアライグマの見分け方|尻尾や顔の決定的な違いと対策

タヌキとアライグマの見分け方|尻尾や顔の決定的な違いと対策

タヌキとアライグマの見分け方|尻尾や顔の決定的な違いと対策の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

姿を直接目撃できなくても、ぬかるんだ土の上やベランダ、屋根のホコリの上に残された「足跡」を観察すれば、侵入者の正体を科学的に特定できます。足跡鑑定において最も着目すべき要素が、アライグマの足跡と指の形状特徴です。

アライグマの手足には、人間と同じように長く独立した5本の指が存在します。足跡には掌(てのひら)のくぼみとともに、細長い5本の指と先端の鋭い爪痕がまるで「小さな人間の手のひら」を押し付けたかのような形状でくっきりと残ります。サイズは前足で約5〜7cm、後足はかかとまで接地するため約7〜9cmと縦長になります。この発達した指先があるからこそ、アライグマはビンのフタを回して開けたり、網戸を器用にスライドさせたり、雨樋をしっかりと掴んでよじ登ったりといった驚くべき物理行動を可能にしています。

一方、タヌキの足跡はイヌ科特有の構造をしており、接地する指は4本です。中央に丸っこい掌球(肉球)があり、その前方に4つの指球と爪の跡が放射状に並びます。形状は一般的な小型犬や猫の足跡に極めて近く、サイズも4〜5cm四方と丸みを帯びています。タヌキは指で物をつかむ構造になっていないため、爪を使って木を垂直に登ったり、器物を開閉したりする芸当は不可能です。

雨樋に泥のついた「5本指の手形」が付着している場合や、屋根の縁に手をついた痕跡がある場合は、ほぼ確実にアライグマまたはハクビシンの仕業と断定できます。対して、庭の土台周辺にイヌのような丸い4本指の足跡が点々とし、地面近くの隙間から侵入した形跡があるなら、タヌキの可能性を視野に入れるべきです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。