ネット上の口コミで頻繁に見られるのが、「曼陀羅寺の藤は昼しか楽しめない」という誤解です。実際には、藤まつり期間中の日没から午後9時(21時00分)まで、境内および公園内で大々的なライトアップが実施されます。
昼間の陽光に透ける柔らかな藤色とは一変し、夜闇に浮かび上がる藤棚は息を呑むほどドラマチックな姿を見せます。淡い紫や純白の花房が専用の照明で照らし出され、地上へと枝垂れる様はまるで光のシャワーのようです。夜間は気温が下がることで藤の香りが空気中に滞留しやすく、視覚だけでなく嗅覚でも昼間以上の濃密な風情を堪能できます。
夜間鑑賞の大きなメリットは、日中のピーク時に比べて混雑が大幅に緩和される点です。特に平日の19時以降や、日曜日の夜は比較的ゆったりと散策を楽しめます。ただし、足元が暗くなるエリアもあるため歩きやすいスニーカーを選び、春先の夜風対策として薄手の羽織り物を1枚用意しておくことが快適に過ごすポイントです。