相撲ファンの間では、歴代の名呼出の「美声」や「所作」に対する愛着が非常に強く語り継がれています。中でも、結びの一番などで圧倒的な存在感を放ってきた立呼出・拓郎や立呼出・次郎といった名匠たちの呼び上げは、本場所の空気を一変させる力を持っていました。
SNSやファンのコミュニティでも「拓郎さんの澄み渡る甲高い呼び上げを聞くだけで鳥肌が立つ」「次郎さんの重厚で落ち着いた柝の音と美声は至高の芸術」といった声が数多く見られます。
呼出の呼び上げは単なる発声ではなく、館内の反響、力士の仕切り直しのタイミング、観客の集中度合いを瞬時に計算した高度なパフォーミングアーツです。こうした名呼出の存在が、相撲観戦の奥深い魅力を何倍にも引き上げています。