静寂に包まれた会場で司会者が名前を読み上げた瞬間、指名されたゲストの表情が驚きから歓喜へと変わる。退場を共にする「エスコート役」のサプライズ指名は、披露宴で最もドラマが生まれる瞬間の一つだ。事前に知らせずその場で指名する手法は定番だが、最近ではあらかじめ手紙を渡して呼び出すなど、心理的な配慮を重ねた演出が支持を集める。
注意点もある。足腰に不安のある高齢の祖父母を突然壇上に呼んだり、人前で極度に緊張する知人を指名してパニックに陥らせたりするケースだ。感動を狙いすぎて相手に過度な負担を強いては本末転倒になる。BGMの選定や歩く速度、司会者からのエピソード紹介の長さまで、ウェディングプランナーと緻密に打ち合わせを重ねておくことが成功の絶対条件だ。