生活改善を試みても数値が下がらない場合、あるいは家族性高コレステロール血症など遺伝的要因が強い場合は、薬物療法の導入が検討されます。その代表格が、肝臓でのコレステロール合成を抑える「スタチン」系薬剤です。
「一度飲み始めたら一生やめられないのでは」と不安視する声は根強く存在します。しかし、高リスク患者にとってスタチンは単なる降下薬ではなく、血管の炎症を鎮めてプラークを安定化させる強力な防壁です。食事や運動の改善と並行しながら、専門医の判断のもとで適切な用量をコントロールすることが、将来の重大な心血管イベントを防ぐ最短経路となります。