パプアニューギニア地震は日本と連動?環太平洋の連鎖と南海トラフの真相

パプアニューギニア地震は日本と連動?環太平洋の連鎖と南海トラフの真相

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ネット上でしばしば語られる「南太平洋でM7が発生した数日〜数週間後に日本でも同規模の地震が起きる」という言説について、過去の主要事例とタイムラグを客観データから比較検証します。

発生時期・震源地オセアニア側(規模・現象)日本側(その後の主要活動)科学的相関性の判定2011年2月〜3月NZカンタベリー地震(M6.1)
(2月22日)東日本大震災(M9.0)
(3月11日・17日後)連動説の火種となったが、プレート境界の固着蓄積過程は独立と結論2018年2月〜3月パプアニューギニア高地地震(M7.5)
(2月26日)国内でM6以上の目立った連動発震なし
(小規模活動のみ)相関なし(連動性が成立しない反例)2022年9月パプアニューギニア東部(M7.6)
(9月11日)台湾付近M7.2発生(9月18日)
日本国内は平常範囲広域応力場の一環と見なされるが直接の因果関係は立証されず2023年〜2024年パプア周辺でM6.5〜7.0複数回能登半島地震(2024年1月・M7.6)
日向灘(2024年8月・M7.1)発生時期の隔たりが大きく、日本列島内部の個別テクトニクス起因

データを詳細に洗い出すと、オセアニアで大規模な地震が起きた後に日本で同等の地震が起きた事例だけでなく、「日本側で何も起きなかった事例」や「日本で大地震が起きた後にオセアニアで起きた事例」が同等以上に存在します。後述する認知心理学の観点からも、特定の coincidence(暗合)のみが記憶に残りやすい構造が見て取れます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。