作業がシンプルだからこそ、現場では「間違った思い込み」による失敗も散見されます。代表的な誤解と対策を確認しておきましょう。
誤解①:「強く重いローラーで押し潰すほど効果が出る」は危険
健苗ローラーの目的は「押し潰すこと」ではなく「葉と茎に適度な刺激を与えること」です。過度な加重(自作パイプに水を満載するなど)をかけると、生長点を損傷して苗の生育が完全にストップしてしまいます。ローラー自体の自重(接地圧が均等にかかる数キロ程度)だけで十分な刺激になります。
誤解②:「水やり直後の鎮圧」は病気とマット崩れの原因
散水直後にローラーをかけると、床土が練られて酸素不足に陥るほか、葉の気孔や傷口から病原菌が媒介されます。必ず「潅水前のタイミング」か「散水後、葉の表面がしっかり乾いてから」転がすのが鉄則です。