公衆トイレや地下鉄構内における衛生・治安の問題は、渋谷だけの課題ではない。ニューヨークやパリ、ロンドンといった世界の主要都市でも、長年同様の問題に頭を悩ませてきた。
例えばパリでは、自動洗浄機能を備えた24時間稼働型のハイテクトイレを街中に多数配置することで街頭排泄の減少に成功した。また、ニューヨークの地下鉄では、厳格な罰則規定の適用と巡回警備の強化を徹底している。単にモラルに訴えかけるだけでなく、物理的なインフラ提供と法的な強制力をセットで運用することが不可欠であると、都市政策の専門家は分析する。