中学から野球を始めたプロ野球選手!遅咲きでも大成功できた衝撃の理由とは

中学から野球を始めたプロ野球選手!遅咲きでも大成功できた衝撃の理由とは

中学から野球を始めたプロ野球選手!遅咲きでも大成功できた衝撃の理由とはの全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

小学校未経験から中学で野球をスタートさせる際、多くの家庭が直面するのが「中学校の軟式野球部」に入るべきか、それとも「中学から硬式野球シニアボーイズ」などの硬式クラブチームに挑戦すべきかという選択肢です。

結論から言えば、未経験から始める場合は中学校の軟式野球部、あるいは育成方針のしっかりした地域軟式クラブからスタートすることが最も合理的です。硬式球は軟式球に比べて重量があり(軟式M号球約138gに対し硬式球約145g前後)、ボールの硬度も高いため、捕球時の衝撃や投球時の肘・手首への負荷が格段に増大します。キャッチボールの基礎ができていない段階で硬式球を投げ込むと、フォームが崩れるだけでなく重篤な投球障害を引き起こすリスクが高まります。

能見篤史氏や工藤公康氏をはじめ、プロで長期にわたり先発の柱を務めた遅咲き名投手の多くが、中学時代は軟式球で腕をしならせる感覚を掴み、高校進学を機に硬式球へとアジャストしています。現代の高校野球のスカウト陣も、軟式球特有の球速の出にくさを理解した上で、「骨格の大きさ」「肩関節・股関節の可動域」「指先への力の伝達効率」を冷静に評価しています。中学時代に軟式野球部で主将を務めたり、県大会レベルで無双したりした原石が、高校強豪校の門を叩いて一気にドラフト候補へと化ける育成ルートは今なお健在です。

なお、極めて稀なケースとして高校から野球を始めたプロ野球選手も存在します。元読売ジャイアンツの緒方耕一氏(中学時代は陸上部で全国レベル)のように他競技の超人的な身体能力をベースに高校で大成した例や、高身長と圧倒的な投球出力を買われてプロ入りした事例がありますが、現代の高校野球の戦術高度化を考慮すると、現実的にトッププロを狙うための実質的なリミットは「中学スタート」と言えるでしょう。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。