やまもといっけん(山本一賢)は何者か?映画界を揺るがす異才の全貌

やまもといっけん(山本一賢)は何者か?映画界を揺るがす異才の全貌

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山本一賢という名を一躍知らしめた決定打が、2021年に劇場公開された映画JOINTでした。監督を務めた小島央大監督とのタッグは、商業主義に傾倒しがちな日本のエンターテインメント界に風穴を開けるものとして高く評価されました。

本作で山本氏が演じたのは、刑務所から出所し、真っ当に生きようともがきながらも、急速にデジタル化・国際化する現代の犯罪インフラに巻き込まれていく主人公・石神武司です。これまでのヤクザ映画やアウトロー作品にありがちだった誇張された大声や様式美を徹底的に排除し、冷徹なまでの静けさと視線の揺らぎで表現された世界観は、観客に「これはフィクションなのか、それとも盗撮されたドキュメンタリーなのか」と錯覚させるほどの衝撃を与えました。

特筆すべきは、企画段階から山本氏自身が深く関わり、綿密なリサーチを重ねて脚本を練り上げた点です。現場で交わされる会話のトーン、スマートフォンを操作する指先の緊張感、表社会と裏社会の境界線に漂う独特の空気感など、細部に宿る異様なまでの解像度の高さが、彼の名前を映画ファンの記憶に深く刻み込むことになりました。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。