深川不動尊を語る上で絶対に外せないのが、毎日厳修されている護摩祈祷だ。本堂内に響き渡る大太鼓の重低音は、足元から全身へと振動として伝わってくる。一瞬で空気が引き締まり、参列者全員が息をのむ。燃え上がる炎は、人々の煩悩や迷いを焼き尽くす象徴だ。
導師によって焚かれる炎の前に立ち、心を静めて祈りを捧げると、胸の奥につかえていた迷いが綺麗に吹き飛ぶような感覚を覚える。この圧倒的な臨場感と心の浄化体験こそ、まさに厄除け・願望成就を求める人々が全国から足を運ぶ理由にほかならない。祈祷の最後に行われる「お火加持」では、大切な所持品を炎にかざしてご利益を授かることができ、その劇的な効果を肌で感じることができる。