ネット上の簡易レシピでよく見られる誤解が、「長芋も大和芋も同じ分量で代用できる」という思い込みです。前述のデータ通り、長芋は大和芋に比べて水分が多いため、大和芋用のレシピに長芋を同量で当てはめると生地が固まらず、液状のまま焦げてしまう原因になります。長芋を使う場合は、片栗粉や小麦粉を大さじ1杯程度補うのが基本です。
また、調理時の「手のかゆみ」や「変色」に悩む方も多いですが、これは皮付近に集中するシュウ酸カルシウムの結晶とポリフェノールオキシダーゼ(酸化酵素)が原因です。皮を剥く前に酢水(水1リットルに対し酢大さじ1〜2)に10分ほど浸すだけで、結晶が分解されて痒みを劇的に抑えられます。さらに、すりおろした直後に卵を素早く混ぜ合わせることで、卵白のコーティング作用により酸化を防ぎ、綺麗な色合いをキープできます。