『ゴジラ-1.0』佐藤直樹の劇伴哲学|世界を震わせる音の舞台裏

『ゴジラ-1.0』佐藤直樹の劇伴哲学|世界を震わせる音の舞台裏

『ゴジラ-1.0』佐藤直樹の劇伴哲学|世界を震わせる音の舞台裏にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、昭和の街並みと人々のぬくもりを描いた『ALWAYS 三丁目の夕日』だ。優しく包み込むようなメインテーマは、聴く者の記憶の深層に語りかける名曲として人々の心に刻まれている。郷愁を誘う木管楽器の可憐な音色が、失われつつある情景を鮮やかに蘇らせた。

一方で、ダイナミックなアクションで観客を魅了した『るろうに剣心』シリーズでは、一転して和楽器の力強さとモダンなオーケストラ、現代的なエレクトロニックサウンドを融合。刃が交錯する瞬間の緊迫感と疾走感を極限まで引き立てるサウンドトラックを構築した。静と動、ノスタルジーとアグレッションを行き来する振り幅の広さこそ、劇伴作家としての真骨頂と言える。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。