サイゼリヤとイタリア産生ハムの歩みは、そのまま同社の品質へのこだわりを象徴している。熟成工程から厳格に管理されたプロシュート・ディ・パルマは、かつてパルマハム協会の厳しい認証を受けた逸品として日本の食卓に親しまれてきた。
しかし、アフリカ豚熱の流行に伴う輸入制限は、本場の仕入れルートを根底から揺るがした。株式会社サイゼリヤの調達チームは、妥協することなく代替地や供給再開の機会を模索し続けたという。本格的なイタリア料理を日常の価格で提供するという揺るぎない理念が、危機的状況下でも本場との強い絆を維持し続ける原動力となったのだ。