47都道府県の守護精霊が集結!今こそ見返す、どちゃもんの魅力

47都道府県の守護精霊が集結!今こそ見返す、どちゃもんの魅力

47都道府県の守護精霊が集結!今こそ見返す、どちゃもんの魅力にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

北は北海道から南は沖縄まで、47都道府県すべてに息づくどちゃもんたち。それぞれのビジュアルや必殺技には、土地の風土や特産品、歴史的背景が見事なまでに凝縮されている。全国の精霊たちの基本属性と性格を、地方別に一挙総覧しよう。

【北海道・東北エリア】
北海道の「るるー」はクリオネとキタキツネを思わせる愛らしい姿ながら、吹雪を操る氷結技を持つ。青森の「ぷにょら」はリンゴと土偶が融合したユニークな造形で、津軽弁を操り「ぷにょらビーム」を放つ。岩手の「わんこねるら」はわんこそばの器をかぶり、秋田の「ぎやろ」はなまはげとハタハタの意匠を持つ頑固者。宮城の「ぎやろ」ならぬ「ぎやろじい」や、宮城の笹かまぼこ・伊達政宗をモチーフにした「う・ぎろう」、山形のさくらんぼを宿した「あけりん」、福島の赤べこと野口英世のエッセンスが混ざり合う「さすけねえ」など、東北勢は伝統工芸と郷土愛の塊だ。

【関東エリア】
首都圏は洗練とカオスが同居する。東京の「あかのやま」は江戸っ子気質の相撲取り姿で、雷門や相撲のパワーを炸裂させる。神奈川の「ぶるNumberOf」こと「ぶるうばぶる」や異国情緒をまとう「ぷにょら」派生種、埼玉の「サイタマダンサー」こと「だんきち」、千葉の落花生を模した「ぴーたろー」、茨城の水戸黄門と納豆の粘り強さを誇る「ばぁちゃ」、栃木の餃子とイチゴが共存する「とちぼるた」、群馬の温泉とかかあ天下の気風を体現した「はにまぽん」など、大都市近郊ならではの強烈なフックが並ぶ。

【中部・北陸エリア】
新潟の米と錦鯉を宿した「おむすびころりん」的風情の「くろのじょう」、富山の薬売りを想起させる「ふぃろそふぃあ」、石川の金箔と加賀友禅の優美さをまとう「こまちまちこ」、福井の恐竜化石から生まれた「ほやのん」。愛知のシャチホコとエビフライの豪快さを誇る「ふにゃもらけ」ならぬ「きんしゃち」、岐阜の鵜飼と合掌造りの「うぎろう」兄弟、長野の信州そばと白樺の「りんたろう」、山梨の武田信玄とブドウの「ほうとう」、静岡の茶摘みと富士山のパワーを宿す「ぎんじょるの」など、武将文化と豊かな自然が技の核となっている。

【近畿エリア】
関西勢の個性は圧倒的だ。大阪の「はるまきスケスケ」こと「すけとうだら」ならぬ「ちゃうちゃう」は、ヒョウ柄とお笑い文化を背負い、マシンガントークのツッコミで相手を翻弄する。京都の「みやこん」は千年の都の雅と抹茶の精神、兵庫の「おとん」的気質の「ひょうごのすけ」、滋賀の琵琶湖と信楽焼のタヌキがモチーフの「びわこん」、奈良の鹿と大仏の威厳を宿す「しかじか」、和歌山の梅干しとミカンが炸裂する「ぷるるん」など、濃厚なアイデンティティがぶつかり合う。

【中国・四国エリア】
鳥取の砂丘と梨の「さきゅえる」、島根の出雲大社とシジミの「しまねっこ」系譜「しじみん」、岡山の桃太郎とマスカットの「ももたろう」、広島のもみじ饅頭と牡蠣の「ぽんぽこ」、山口のフグと秋吉台の「ふぐまる」。四国に渡れば、徳島の阿波踊りとスダチの「すだちん」、香川の讃岐うどんを全身にまとった「うどんこ」、愛媛のミカンとタオルの「みかんぬ」、高知の坂本龍馬とカツオのタタキの豪傑「りょうま」が並び立つ。

【九州・沖縄エリア】
福岡の明太子と屋台ラーメンの「めんたいこ」、佐賀の有田焼とムツゴロウの「さがのすけ」、長崎のカステラと異国情緒の「かすていら」、熊本の辛子蓮根と阿蘇山の「くまもんと張り合う精霊たち」、大分の温泉とカボスの「おんせん」、宮崎の地鶏とマンゴーの「みやざきん」、鹿児島の桜島と黒豚の豪快なパワーファイター「さくらじま」、そして沖縄のシーサーとゴーヤ、紅芋の色彩を放つ「ちゅらさん」。

これらすべてのキャラクターに綿密な設定資料が存在し、単なるデフォルメにとどまらない民俗学的な背景が仕込まれていたことこそ、本作が大人をも唸らせる理由である。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。