日本のカラオケ市場を二分するプラットフォーム間で、採点思想には興味深い差異が存在する。
株式会社エクシングが展開する「JOYSOUND」の分析採点シリーズは、ピッチの正確性とリズムの整合性を極めてタイトに判定する傾向がある。JOYSOUNDにおけるしゃくりは、フレーズの滑らかさや「抑揚」の一要素として総合評価に加味される仕様が特徴だ。
対する株式会社第一興商のLIVE DAM Aiは、機械学習モデルによって「人が聴いて心地よい歌唱表現」をスコアリングする。単に音程バーの下から入るだけでなく、基音への到達スピードが音楽的に美しいかをAIが評価するのだ。両社のアプローチの違いを理解することは、自分の歌唱スタイルに合った攻略戦略を練る上で欠かせない。