Da-iCEの最大の武器は、大野雄大と花村想太による4オクターブのツインボーカル体制です。花村想太が透き通るようなハイトーンボイスと超絶技巧のフェイクを得意とするのに対し、大野雄大は太く温かみのある中低音と、憂いを帯びたハスキーなトーンで楽曲の土台を支えています。
その真価が世に知れ渡ったのが、ストリーミング再生回数を驚異的なスピードで伸ばし、日本レコード大賞を受賞した名曲『CITRUS』です。サビの高音パートへ駆け上がる瞬間のエモーショナルな声の割れ感や、息を吐き出すブレスコントロールは、まさに職人技と呼ぶにふさわしいクオリティを誇ります。YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演した際も、ピッチ修正の一切ない生歌一発録りで圧倒的な声量を披露し、音楽業界内外に大きな衝撃を与えました。
大野の歌声は、R&Bやソウルミュージックにルーツを持つグルーヴ感と、J-POP特有の切ないメロディラインを融合させる稀有な表現力を持っています。ダンスで激しく身体を動かしながらもブレない体幹と発声法は、日々の過酷なトレーニングによって維持されています。